不動産を売却する際には、地域で実績のある不動産会社の仲介で買主を探すのが一般的です。
この仲介を利用する際には、不動産会社との間で結ぶ媒介契約を3種類のなかから選ぶ必要があります。
そこで今回は、不動産売却時に結ぶ媒介契約とは何か、3種類それぞれのメリット・デメリットと注意点を解説します。
不動産売却時に結ぶ媒介契約とは
媒介契約とは、不動産会社の仲介で買主を探す際に締結する契約のことです。
この媒介契約には、その契約内容によって3つの種類があり、どれを選択するかが大切なポイントとなります。
1つ目の一般媒介契約は、複数の不動産会社と契約できるタイプのもので、不動産会社から売主への販売状況報告は義務付けられていません。
2つ目の専任媒介契約は、同時に契約できる不動産会社は1社のみで、2週間に1度の販売状況報告があります。
3つ目の専属専任媒介契約も、同時契約は1社のみですが、販売状況報告が1週間に1度の頻度でおこなわれる点が特徴です。
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不動産売却時に結ぶ媒介契約それぞれのメリット・デメリットとは
一般媒介契約のメリットは、複数の不動産会社と同時に契約できるなど、売主の自由度が高い点です。
ただし、不動産会社からの販売状況報告が義務付けられておらず、どのように販売活動が展開されているか分かりにくい点がデメリットとなります。
専任媒介契約では2週間に1度の状況報告があるため、販売状況が分かりやすい点がメリットです。
一方で、同時に1社としか契約を結べないことから、売主の自由度が低くなる点はデメリットといえるでしょう。
専属専任媒介契約は、週1回と3種類のなかでも報告頻度が高いのがメリットです。
ただし、専任媒介契約同様に、一度に契約できる不動産会社は1社のみとなる点はデメリットと感じられるかもしれません。
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不動産売却時に結ぶ媒介契約の注意点とは
一般媒介契約を結んで複数の不動産会社とやり取りをする際には、内見のスケジュールがかち合わないよう注意しましょう。
また、複数の不動産会社から広告を出す場合、掲載する情報は統一することに注意してください。
そのほかにも、3種類の媒介契約からどれか1つを選ぶ際には、自由度の高さよりも手厚いフォローのある契約を選ぶことが大切です。
一般媒介契約は複数の不動産会社と契約を結べるため早期売却が期待できると考えるかもしれませんが、状況が分かりにくく手続きだけが増える結果になることも珍しくありません。
人気の高いエリアで集客に力を入れなくても早期売却が可能な場合を除き、着実に売却を前進させたい場合には、一般媒介契約ではなく専任媒介契約や専属専任媒介を選びましょう。
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まとめ
不動産会社の仲介で買主を探す場合、3種類のうちいずれかかの媒介契約を結ぶことになります。
一般媒介契約は自由度が高いですが、手厚いフォローを求めるならば専任媒介契約か専属専任媒介契約がおすすめです。
媒介契約の注意点もチェックして、納得できる売却活動を考えてみてください。
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