これから不動産を売りたいと考えている方のなかには、仲介で買主を探すか、買取を依頼するかで悩んでいる方もいるでしょう。
仲介と買取には大きな違いがあるため、後悔しないようにそれぞれの特徴をしっかり把握しておくことが大切です。
今回は仲介と買取の違いと、仲介と比較した場合の買取のメリットとデメリットについてご紹介します。
不動産の買取と仲介の違い
不動産の買取とは、土地や建物を不動産会社に直接買い取ってもらう方法のことです。
一方、仲介は売主と買主の間に不動産会社が入って取引をサポートする方法のことで、買主が個人である点が大きく違います。
また仲介はさまざまなステップをふんで買主を探す必要があるため、取引が完了するまでに長い期間がかかってしまう可能性があります。
買取は価格や引き渡し時期などの条件が合致すれば早期売却も実現しやすいため、早く不動産を売りたいと考えている方におすすめです。
売却価格についても、買取と仲介では違いがあります。
仲介は相場の価格と同程度に査定されることが多いですが、買取は相場の7割〜8割程度の安い価格で査定されてしまう可能性があります。
不動産の買取のメリットとは？仲介と比較してご紹介！
不動産の買取の良さは、短期間で売りやすい点です。
仲介は内覧の受け入れなど新しい買い手が見つかるまでさまざまなステップをふまなければならず、場合によっては1年以上売れないケースもあります。
買取は価格などの条件が合致すればすぐに現金化できるため、引っ越しなどの計画も立てやすくなります。
また、買取は契約不適合責任（旧：瑕疵担保責任）を負う必要がありません。
個人間での取引となる仲介は、欠陥を告知し忘れると契約解除などの責任を追及されてしまいます。
買取は取引相手が不動産のプロであることから契約不適合責任は免除されるため、買主とのトラブルが不安な方におすすめです。
また不特定多数の方に広告を見られてしまう仲介と比べて、買取は住宅を売りに出していることを近隣住民に知られにくい点もうれしいポイントです。
不動産買取のデメリットとは？仲介と比較してご紹介！
買取は不動産会社がリフォームなどにかかるコストを考慮して価格を決めることが多いため、買取額が安くなりやすいデメリットがあります。
相場価格で売れやすい仲介とは売却価格に差が出てしまう可能性があるため、早く売れることよりも利益を優先させたい方は注意が必要です。
また、すべての物件を買取してもらえるわけではない点にも注意しましょう。
とくに築年数が古く欠陥の多い住宅、人気のない地域にある住宅などは、買い取っても利益を得られないと判断されてしまう可能性があります。
まとめ
不動産を売る方法には大きく分けて買取と仲介があり、どちらを選択するのかで手元に入る価格や売れるまでの期間に差が出ます。
メリットやデメリット、契約までの流れなどそれぞれの違いを把握して、自分に合った選択をすることが大切です。
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